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《藤森 詔子》 #0032 東京藝術大学大学院を修了後、画家として活動している藤森 詔子さんに一問一答しました。

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画家として活動している藤森 詔子さんに一問一答しました。


Q. お名前を教えてください。
A. 藤森詔子です。

Q. 生年月日を教えてください。
A. 1986年8月10日です。

Q. 出身地はどこですか?
A. 北海道札幌市です。

Q. 出身学校と学部を教えてください。
A. 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了です。

Q. どのような高校生でしたか?高校生の時何をしていましたか?
A. 美術科の高校で、地元の教育大の推薦を狙っていたので、高1からデッサンと油絵はよい成績をもらおうと必死に描いてました。

Q. 東京芸術大学を目指すきっかけやできごと、理由等を教えてください。
A. 高3になる春休みに、2つ上の芸大現役合格した先輩が母校に来て話を聞きました。それがキラキラして見えて憧れました。「藤森ちゃんも芸大行きたかったら受ければいいじゃん」と軽いノリで先輩が言った一言がきっかけで本気になりました。その後、ずっと教育大の推薦を狙ってもう少しで取れそうだったのを急に蹴りたいと親に話して大喧嘩になったわけですけど。

Q. 浪人生活はどうでしたか?
A. 東京に出てきて、はじめは同じ目標を目指す同志が増えたことがすごく嬉しかった。しかし同時に、ここでは自分の意思主張をしっかり表に出さないと置いていかれる、生きていけないぞ…という危機感も感じました。

Q. 在学中にやっていたこと、考えていたこと、学んだことを教えてください。
A. 私は、浪人生の時から明確に画家になりたいと思ってた。なので常に何かしら作品を制作していましたね。在学中は授業よりも友人や周囲の環境から学ぶ事の方が多かったです。趣味や自己満足じゃなくて、歴史に残ったり社会的共感を得る作品て何だろうとか。背伸びせずに等身大の感性の範囲で、己の考えを絵で提示できないかなとか。そこからずっと一貫して決めているルールは「絵には嘘をつかない」こと。

Q. 学部を卒業してからの進路や、今してることを教えてください。
A. 画家活動の傍ら、活動費を稼ぐために勤めています。まずはゲームイラストレーターを1年。次に美術系専門学校で助手を3年。現在は予備校と専門学校で非常勤講師を掛け持ちしています。

Q. その職業(仕事)を選んだきっかけを教えてください。
A. なるべく画家活動がしやすいことを最優先に、はじめは苦しくても、画家業や次のステップに繋がる職業を選んでいます。また、各仕事でデジタルや事務のスキルが付いたことが画家業にすごく反映されています。画家は自営業ですから。

Q. 各仕事で、デジタルや事務のスキルがついたことが画家業にすごく反映されているとありますが、なぜそのように考えるのか、詳しく教えてください。
A. まず、Photoshopを使えるようになったことで、絵の完成イメージをPC上で明確に設計できるようになりました。それから一眼カメラによる作品撮影、データの補正と管理が一人で行えるようになった事、エクセルを覚えたことで書類作成と管理もスムーズになりました。

Q. 画家活動をしていく上で、大切だと思うことはなんですか?
A. とにかく辞めないことだと思います。大学院を出て6年経ちましたが、この先長く続けていくためにも、自分の制作ペースを掴むことが大切だと実感しました。例え周りと比べてゆっくりでも、良い作品を作り続けていけば必ずどこかで芽が出るはずです。

Q. 作品を売るのはどんな場所で、どんなきっかけがベースになっていますか?
A. 今は、基本的には2年に1度の個展が販売のベースになっています。最近ではSNSで作品を見てくれて、わざわざ遠方から作品を見に来て下さるお客様もいらっしゃいました。Webサイトよりも時差が無く『今』がキャッチできるからか、SNSでお仕事の話を頂く事も多々あります、すごい時代ですね。

Q. 今後したいことを教えてください。
A. 沢山あるのですが、ブランドとコラボレーションなどしてみたいです。それぞれ異なった世界観が一つのテーマで融合するって素敵だと思うんです。また、いつか地元札幌で展覧会ができればいいなって思います。

Q. 在学中にやっておけばよかったと思うことはありますか?
A. ずっと英語コンプレックス。家族で英語が苦手なのは私だけ。これだけは切実。

Q. 過去または現在で影響を受けたものはありますか?
A. アレキサンダー・マックイーン、槇原敬之、竹内まりや,,,色々ありますが、みんなトラディショナルなものを基盤にしながら新しい作品を生み出しています。奇をてらったり一時期の流行ではなく、王道・スタンダートであることの大切さを学びました。

Q. 気分転換は、どうしていますか?
A. ジムと、お洋服を見にショッピング。街の空気を吸いに行くことで制作のインスピレーションにも繋がります。

Q. 衣食住、生活で気をつけている事や、好きな事を教えてください。
A. 部屋の掃除。部屋が汚いと気持ちがダレて生活がだらしなくなっちゃう。シャキッとしたい時はまず部屋の片付けから。

Q. 今行っていることのSNSやURL等ありましたら教えてください。
A. 今、AndAというアパレルブランドからパーカーやスウェットが発売されています。来年2月にはロングTシャツが販売開始になります。
ZOZOTOWN:https://zozo.jp/shop/anda/goods/46459058/?did=76300134

WEBサイト:http://shokofujimori.web.fc2.com/
Instagram:https://www.instagram.com/shokofujimori/?hl=ja

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