絵を描いて発表したり売ったりする傍ら、公共図書館で非正規雇用の司書をしている奥 誠之さんに一問一答しました。
Q. お名前を教えてください。
A. 奥誠之
Q. 生年月日を教えてください。
A. 1992年3月26日生まれ
Q. 出身学校を教えてください。
A. 武蔵野美術大学造形学部油絵学科、東京芸術大学油画科大学院
Q. どのような高校生でしたか？高校生の時何をしていましたか？
A. 美術予備校に通うまではほとんど遊んでばっかりでした。
Q. 美術大学を目指すきっかけやできごと、理由等を教えてください。
A. 「美術予備校に一緒に行ってみない？」と友人に誘われたのがきっかけ。それまでは美術大学というものがあること自体知らなかったです。
Q. 在学中にやっていたこと、考えていたこと、学んだことを教えてください。
A. とにかくアーティストになりたいと思っていました。そのためにギャラリーでアルバイトをしたり先輩アーティストの制作補助をしたり、できるだけアートの現場を見るように心がけていた気がします。
Q. 学部を卒業してからの進路や、今してることを教えてください。
A. 東京藝術大学の大学院に進み、短期留学をしたり休学をしたりで計4年いました。 今は絵を描いて発表したり売ったりする傍ら、公共図書館で非正規雇用の司書をしています。
Q. その職業（仕事）を選んだきっかけを教えてください。
A. 図書館は資料を収集し、保存し、公開する場所で、その機能は美術館と似ているなと思いました。これは僕の印象ですが、図書館は美術館よりも人々の生活に身近なのかなと思い、この仕事を選びました。
Q. 今後したいことは何ですか？
A. 絵本を描いてみたいです。老後の楽しみにとっておこうと思ってましたが、やっぱり今やる必要があるかもしれない。
Q. なぜ絵本を書いてみたいと思いますか？
A. 東京藝大に在学していたとき、大学のすぐ近くに児童書専門の図書館(国際子ども図書館)があって、そこによく通ってました。絵本作家の描く絵にとにかく衝撃を受けて、自分もいつか絵本をやってみたいと思いました。 今描いている絵は一点物なので、誰かに買われたら、他の人がその絵を見ることができなくなります。それもまた良いのですが、絵本なら、同時にたくさんの人のもとに届けることができる。『ぐりとぐら』は50年以上読み継がれています。すごいですよね。
Q. 在学中にやっておけばよかったと思うことはありますか？
A. もっと本を読んでおけばよかったですね。 社会に出てからは制作と仕事にいっぱいいっぱいで、本を読んだり調べ物をするまとまった時間がなかなか取れないので…。
Q. 過去または現在で影響を受けたものはありますか？
A. 写真家の川内倫子さん、ミュージシャンの寺尾紗穂さん、社会学者の上間陽子さん、立岩真也さん。驚くほど丁寧に、誠実に、自分の表現行為と向き合っている方々で、いつも憧れています。
Q. 気分転換は、どうしていますか？
A. 海外旅行に行きます！ 物理的にアトリエから遠くに離れないと、本当の気分転換にはならなくて。
Q. 衣食住、生活で気をつけている事や、好きな事を教えてください。
A. 生活は本当にだらしないです…。制作は深夜から明け方までが1番リラックスして描けるので昼夜逆転することもしばしば。展示が迫ると食事に時間を割くのももったいなく感じて毎日カップ麺みたいなこともよくあります。
Q. 今行っていることのSNSやURL等ありましたら教えてください。
A. ホームページがあります。okuart.comで調べるとでてきます。ここから作品などが見れるので、ぜひ見てください。
ありがとうございました！
